世の終わりシリーズ③ 千年王国と最後の審判
ヨハネの黙示録19章19節~20章15節(406p)
(今回の聖書箇所は宣教の最後に載せています。上のリンクをクリックしてご覧ください。)
参考…「レフト・ビハインド」シリーズの小説と同ネット動画
はじめに
今月は私たちが住む地上世界がどのように終わりを迎えていくかについての聖書の預言を見ています。聖書は最終的な新しい天と地が実現する前に、大きく分けて3つの特筆すべき段階があると教えています。7年間の大患難時代、千年王国、そして最後の審判です。今回は大患難時代の後半に関する出来事、ハルマゲドンの闘い(ハルは丘を意味し、ガリラヤ湖南西のメギドの丘を指す)、キリストの地上再臨、それに続く千年王国についてみことばに聴いていきます。
大患難時代後半から本格化する反キリストの活動
前2回の宣教で大患難時代の前半は携挙および空前絶後の世界的大地震と津波で世界経済が破綻する未来について聖書預言を見てきました。これに乗じて強力に復興および世界統一を実現していく世界的指導者が出現することについて言及しました。またイスラエルでは長年の悲願である約二千年途絶えていた神殿祭儀が再開されることも言及しました。しかし、大患難時代の中間地点で反キリストまたは「獣」と黙示録に表現される世界的指導者が神殿祭儀を廃止します。そして宗教を含むあらゆる制度を統一し、これを否定し続けるユダヤ教徒やキリスト教徒の大迫害に転じることになります。(黙示録13章参照)しかし、大患難時代後半は出エジプト記でモーセの奴隷解放の要請を拒否したためにエジプトを襲った10の災いのように、次々に深刻化する異次元の大災害が起きます。また出エジプト記でもそうであったように、神の民にはこの大災害から特別なご加護が与えられます。それでもこの時期に世界政府に捕虜となった者達の多くは殺害され、殉教することになります。大患難時代後半時代は反世界政府側への大迫害と反キリスト側につく者達への神の激しい怒りの盃が頭上に堕ちる時期となるのです。こうしてハル・メギドでの戦いへと繋がります。
ハルマゲドン(ハル・メギド)での最終戦争と地上再臨
世界が段階的に激しさを増す超自然的な大災害に見舞われる中、世界政府に反抗するエルサレムに集中するユダヤ教徒たちを成敗すべく、反キリストはメギドの丘に世界各国から招集された軍隊を集結させ、イスラエルに対して戦いを挑みます(17章14節)。この時にキリストが天から地上に再臨されます。そして、19章19節に語られている通り、この戦いは一瞬にしてあっけなく終わりを迎えます。キリストが率いる天の軍勢によって反キリストと偽預言者は捕らえられ、生きながら火の池(地獄)に投げ入れられてしまいます。
その他の軍勢はキリストの口から放たれる剣で殺されることになります。
一方、反キリストの陰の首謀者である悪魔は捕らえられ、底知れぬ穴と呼ばれる場所に千年間封じ込められて特別な刑に服すことになります。
千年王国と悪魔の最後の悪あがき
ハルマゲドンの最終戦争で勝利を治めたキリストはこれまで福音宣教のために殉教した人々(大患難時代に殉教した人々を含む)を生き返らせ、地上に生き残った世界中の人々を千年間統治します。この時代を千年王国と呼び、かつてない地上での平和と安定が続くことになります。しかし、エデンの園に住むことが許された最初の人類アダムとエバのように、人類にはどんな時にも自由意志による選択が許されます。そのため、かつてない平和な時代の中にあっても、それに不満を持つ人々は完全にいなくなるわけではないようです。そこで悪魔は「試みる者=神に背く者たちを振るいにかける者」としての最後の存在意義を果たすことへとつながるのです。
悪魔は千年王国の終わりに獄から解放されます。そして自由になるやキリストの平和統治に不満を持つ人々を先導して最終的な謀反を起こすために決起します。その数は20章8節によれば「海の砂のように多い」と表現されています。大患難時代に悪魔の印を受けなかった者たちであっても、最後までキリストに従うことを喜べない人々はいるということを聖書は語ります。神の類まれな数千年に渡る忍耐と導き、そしてダメ押しの大患難時代の数々の奇跡、しかも千年にわたるかつてない平和な社会の実現を経験しても、神に立ち返らない人々は残念ながら存在することを聖書は隠しません。彼らはいざとなるとサタン・悪魔の側に蜂起し、キリストに逆らうことを選んでしまうと聖書は預言しています。そして、その軍勢はエルサレムの都を完全に取り囲んでしまうのです。
しかし、この時はハルマゲドンの闘いの時以上に一瞬にして勝負がつきます。20章9節によれば、天から火が降って来てたちどころに彼らは滅ぼされることになります。そして悪魔も火の池に投げ込まれて永遠の裁きをそこで受けることになります。
最後の審判
こうして悪魔とその直属の勢力が地獄に落とされた後、この世に生存したすべての人々がキリストの御前に引き出されて最後の裁きを受けることになります。すべての人の生涯の全記録が書かれている数々の書物に従って実刑が執行され、地獄に投げ込まれます。しかし、キリストに信頼し、命の書に名が記されている者たちは、神の小羊なるイエス・キリストの血による罪のあがないを受けているため、実刑から救われ、キリスト同様に新しい復活の体を与えられ、新しい天と地に永遠に幸福に住まうことになります。
もうひとつのいのちの書「聖書」
神様は愛の神です。その愛は途方もなく忍耐強い愛であり、自らを犠牲にしてでも一人でも多くの人を神の真実の交わりの中へと導こうとされる愛です。一方、神は義なるお方です。義なる神は罪とそれから離れない者達を最終的には完全に滅ぼされます。聖書ほど天地創造の神について、また人類に対するご計画について明確にしている書物はないのではないでしょうか。聖書と正しく向き合う時、信仰と希望と愛に満たされて人生を最後まで全うできます。この命の書である聖書は命の源であるイエス・キリストについて明らかにしている書です。あなたもイエス・キリストを救い主と信じて共に歩むようにと神様は今日も聖霊を通して全世界の人々に呼びかけ、働き続けておられます。大患難時代が本格的に始まる前に、一人でも多くの方が天にある命の書に名を連ねる者となりますように、心から祈りつつ。
2025年10月26日(日) 北九州キリスト教会宣教題
「世の終わりシリーズ③千年王国と最後の審判」
(今回の聖書箇所)
ヨハネの黙示録19章19節~20章15節(406p)
19章19節 なお見ていると、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して、戦いをいどんだ。 20節 しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。 21節 それ以外の者たちは、馬に乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され、その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べた。
20章1節 またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。 2節 彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、 3節 そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。
4節 また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして、彼らにさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。 5節(それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。 6節 この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。
7節 千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。 8節 そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。 9節 彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。 10節 そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。
11節 また見ていると、大きな白い御座があり、そこにいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。 12節 また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた。 13節 海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出し、そして、おのおのそのしわざに応じて、さばきを受けた。 14節 それから、死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。 15節 このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた。
-
前の記事
世の終わりシリーズ② 大患難時代 2025.10.13
-
次の記事
奇跡を信じる根拠① 十字架 2025.11.15