礼拝

洪水物語⑧ 約束を果たす神

箱舟から出たノアたち。最初にしたことは神に自分たちの命を贖って下さったことに対する献身を表す礼拝でした。神が予めノアに用意させた清い動物たちの中からか彼らは最上の物を選んで神に捧げました。命の「尊厳(そんげん)=尊さと厳しさ」を知った者でなければ命を大切にすることはできず、自分も他人も許すことはできないのです。それを徹底的に思い知らされたノアたちでした。

洪水物語⑦ 洪水後最初の礼拝

聖書で最初に具体的な礼拝が伝えられているのは創世記4章のカインとアベルの箇所です。ただし、正確には彼らの両親アダムとエバが神に対して罪を犯した時、神が羊と推測される生き物をご自身の手を血に染めて罪のあがないと赦しを象徴する毛皮の服を与えられた箇所が原点になっています。その後、アベルに代わるセツとその子孫がその時代から共同で神の御名を呼び求める礼拝をするようになったことが報告され、これに続いて具体的な礼拝の姿が語られているのが箱舟から出たノアたちが行った礼拝です。この箇所から知らされる神の思いと決意を汲み取りながら、神に受け入れられる礼拝について理解を深め、神の御心に生きる者とされましょう。