ノアの子孫

地上の民族のはじまり②

聖書の中で系図ほど読みづらく、興味が持てない箇所はないと思います。それでも、イエス様はマタイ福音書5章18節で「よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。」と語り、創世記から申命記までの律法の大切さを強調しました。前回はノアの末の子のヤペテの子孫が世界の終わりの時まで重要な役割を果たすことを確認しました。その子孫は世界中に最も広く散らばっていく民族です。10章は神のご計画に従い、ノアの下の息子から始め、今回の次男ハム、そして最後に長男のセムの順でその系図を取り上げていく特徴があります。

地上の民族のはじまり①

創世記9章までの聖書の流れから、ノアの子どもは三人。長男がセム。次男はハム。そして末の子がヤペテだということを確認しました。ところが10章ではノアの三人の子どもたちを取り上げる順序が逆転しています。聖書全体では長男を重視する傾向がありますが、系図においては別の基準がしばしば用いられています。読者にそれを考えさせ、聖書の著者である神様にその答え(真理)を祈り求めるように促しているかのようです。今回の箇所も単なる系図としてではなく、これまでの箇所同様に神様が示そうとしておられる重要な真理に関心を向けながらみことばに聴いていきましょう。