モーセ五書

『目には目を』の本当の意味

 紀元前1700年代モーセ五書よりもおよそ三百年早く成立したハンムラビ法典に、はじめて「目には目を、歯には歯を…」という法律の文言が登場する。この部分は犯罪を抑止するために被害者が加害者に復讐していい限度を規定した世界的に画期的な法律であった。それまでの際限のない復讐劇が繰り広げられていた世界から考えるならば、相当な進歩と言える。これと似て非なるものが聖書に登場する「目には目を、歯には歯を…」である。