創世記

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目からウロコの創世記シリーズ② 生命誕生以前

聖書は、神の存在と、神が計画された人生の目的を忘れてしまった人類へのラブレターです。このことを大胆に語り、証明するために、創世記の最初の6頁が存在します。前回、第1節ならびに第1章全体の中心テーマは、この世界を創造された「神」であることを強調しました。神は人間が肉眼で見ることはできない存在です。では、どのようにして創造主なる神を認知できるのか。第2節以降で、神はその方法についても明らかにされています。

目からウロコの創世記シリーズ① 天地を創造した神

書籍の「はじめに」を読むと、著者の執筆動機や目的がわかります。この役割を聖書で果たすのが、最初の書である創世記の第1~5章です。通常の書籍とは違い、聖書の各章は短く、5章までわずか6頁ほどです。口語訳聖書では旧新約合わせて1,735頁にもおよびますが、その膨大な内容をみごとに凝縮し、聖書の中心主題と目的を端的に伝えているのが冒頭の5章です。その内容をひも解いていくのが、新年からはじまる「目からウロコの創世記シリーズ」です。

キリスト教特有の教え④ 新しい契約

キリスト教ならではの教え、第四回目は主の晩餐に関係する聖句です。イエス様が十字架にかけられる前の晩、弟子たちと行った主の晩餐の中で「新しい契約」について言及されました。なぜ、イエス様が流す血が新しい契約になるのでしょうか。そもそもどのような「古い契約」があり、それがどのように新しくされるのでしょうか。

地上の民族のはじまり③ セムの子孫

聖書には気をつけて読むべき箇所があります。創世記10章もそうです。神は全世界を罪とその影響から救い出そうと忍耐強く人類に関わり続けて下さっています。先に9章でノアが自分の次男ハムとその子孫、特にハムの四男カナンとその一族の将来について厳しい預言をした箇所を学びました。だからと言って、彼らが神から永遠に呪われることを意味すると理解してはなりません。罪の誘惑を制御できず、罪に支配されて生きている現実が問題なのです。罪を悔い改めず、開き直って生きる時に計り知れない影響を未来に及ぼすことを神は人類に警告しているのです。聖書の記述から民族の優劣を決して決めてはなりません。その過ちがホロコースト、第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人大量虐殺の悲劇を生んだのです。

地上の民族のはじまり①

創世記9章までの聖書の流れから、ノアの子どもは三人。長男がセム。次男はハム。そして末の子がヤペテだということを確認しました。ところが10章ではノアの三人の子どもたちを取り上げる順序が逆転しています。聖書全体では長男を重視する傾向がありますが、系図においては別の基準がしばしば用いられています。読者にそれを考えさせ、聖書の著者である神様にその答え(真理)を祈り求めるように促しているかのようです。今回の箇所も単なる系図としてではなく、これまでの箇所同様に神様が示そうとしておられる重要な真理に関心を向けながらみことばに聴いていきましょう。

洪水物語⑥ 希望の鳩と歴の意味

前回と今回の間にあたる洪水物語の7章17~24節は解説だけに留めておきます。洪水が40日間続き、やがて箱舟が浮くほどに水が増し、やがて地上の最も高い山々よりも15キュビト(約7m)水位があがったと報告しています。箱舟に入らなかったすべての陸にいた生き物は滅びたと聖書は語ります。この状態が150日間(約5ケ月間)続いたと聖書は証言しています。今回はその続きから解き明かしを始めます。

洪水物語⑤ 全世界が滅んだ証拠

創世記のノア洪水物語までを「神話」とし、実際に起きた出来事ではないと解釈する人もいます。しかし、非現実的だという理由でこれらを「神話」として片づけてはなりません。マタイ福音書19章26節でイエスが語られた「人にはそれはできないが、神にはなんでもできない事はない。」との理解は信仰の根幹に関わります。ノアの洪水物語が神話なら、イエスの処女降誕も、三日目に復活したことも「神話」だと聖書のあらゆる奇跡を捉えなおす引き金になります。聖書には、歴史的事実として信じ難い内容が確かに存在します。中にはたとえ話としてはじめから語られている箇所も確かにあります。しかし、多くは神話として片づけてはならないのです。

洪水物語③ 箱舟設計図の秘密

非常に大雑把ですが、聖書の暦によれば、今から6千年前(紀元前4千年頃)にアダムとエバが歴史に登場します。その後、ノアが生まれるまでのわずか千年の間に人類は神に背いて生きるようになったと聖書が語っていることに衝撃を覚えます。そのためノアが600歳の時に神が警告された全世界を滅ぼす洪水が起きるのです。これが今から約4千4百年前頃に起きたとされるノアの洪水物語。それは、罪と裁きと滅びと地獄から一人でも多くの人を救い出そうとされる神の救いの御業についての物語なのです。

洪水物語② 神の失望と希望

創世記6章からノアの物語が始まります。ノアと言えば洪水物語を連想される方も多いことでしょう。本当に過去に全世界を水で覆う出来事が起こり、ノアの箱舟に入った生きものだけが残り、他の生きものは全滅したのでしょうか。何がそれほどまでに神を失望させたのでしょうか。それは現代とどれほどの違いがあると言えるのでしょうか。