使徒行伝

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主の名による最初の奇跡④

最後にペテロが語りだしたのが、預言どおりにキリストが出現したことは、万物更新の時が「到来した」ことを指し示しているということでした。これは何を意味するのでしょうか。 また、これが人類にどのような祝福をもたらすのでしょうか。初代教会第二回目の福音宣教も今回で大詰めです。最後まで、このメッセージの重要性に耳を傾けて参りましょう。

主の名による最初の奇跡③

神様に呪われた者だということを決定づける当時の処刑方法、十字架刑。これを神様は人類を祝福し、罪とその呪いから救う方法として逆利用しました。神様は呪いと絶望を象徴する十字架を、イエス様の復活を通して永遠の命と希望に創り変えて下さったのです。今回と次回は一連のペテロの第二回伝道メッセージの後半部分に耳を傾けます。特に異彩を放つのが20節です。この箇所の存在が、これまでのペテロの説教内容や4つの福音書の内容を根本から捉えなおす必要を考えさせられるからです。その理由を聖霊様の助けをいただきながら、ご一緒に理解を深めていきましょう。

主の名による最初の奇跡①

ヘロデ大王が再建・拡張したエルサレム神殿には数多くの神殿境内に入るための門がありました。それらの門を通って、ユダヤ人だけでなく、異邦人も異邦人の庭という区域に入ることは許されていましたが、神殿境内には異邦人が入ることができない中心部が存在しました。そこに入るための門のことを「美しの門」と呼んでいました。この門は、神殿の東正面にある門であり、この門だけは特別にコリント産の超高品質な青銅で丸ごと造られており、他の門よりもはるかに価値が高く、朝日を浴びると青銅独特の重厚で眩いばかりの光を放っていたと記録されています。その圧倒的で類まれな美しさゆえに、人々から通称として「美しの門(美しい門)」と呼ばれていました。今回の話は、礼拝を捧げるために多くのユダヤ人が通ることになるこの美しの門の入口で起きた出来事についてです。

初代教会の姿②

聖霊降臨日に発足した約3千名から始まった世界最初の教会は、イエス様同様に迫害され、命を脅かされる可能性がありました。しかし、生前のイエス様同様に最初は順調に宣教活動が開始されたと使徒行伝は伝えています。前回に続き、初代教会のクリスチャンたちが何を大切にして信仰生活を営んでいたのか、みことばに聞いていきます。中には現代では同じようには到底できないと思えることも語られています。これらは当時の文化的背景を知ることによって理解できる点もありますが、ここに語られている信徒の姿は、限りなく来るべき神の国の在り方を指し示していると考えられます。

伝道の目的②

本日の箇所は、いよいよペテロを通して語られた人類最初の伝道メッセージのクライマックスの部分です。この短い箇所にはキリスト教の究極の目的がなんであるのか、その結論が語られています。またここには、長年キリスト教会がともすると理解が不十分だったイエス様の十字架のあがないの真の目的が、なんであったのかが明確に語られている箇所です。 キリスト教において救いとは何を意味するのか、どうすればその救いを手にすることができるのか、これほどキリスト教の本質と中心主題が端的に語られている箇所は他にないのかもしれません。それは現代に生きるわたしたちにとっても目からウロコの結論部分なのです。

伝道の目的①

日本のキリスト教界において、「伝道」という言葉よりも「宣教」という言葉が好まれるようになって久しく経ちますが、そもそも「伝道」や「宣教」とは何を指すのでしょうか。 それは私たちの生涯を根底から変えてしまうほどのものです。従って伝道とは、礼拝に誘うことではありません。それは特別な人生の変化をもたらすものではないからです。礼拝の説教(ないし宣教)を聞くことでもありません。生きる知恵や励ましを与える程度のことではないからです。これらは、狭い意味では確かに伝道と言えないわけではありません。しかし、聖霊降臨日に行われた世界最初の伝道集会は、人々の人生の価値観と生き方を180度変えるようなインパクトがありました。それこそイエス様が導きたい伝道なのです。

ダビデの預言

聖霊降臨日に行われた世界最初の説教、それは旧約聖書の中の最重要預言が、どのように人々の前で成就しているのかを明らかにすることでした。 ペテロが開口一番に語ったのは、120人あまりのガリラヤ人たちが、エルサレムに巡礼に来ていた各国の人々の言語で神を賛美していた出来事についてです。これは、当時だれもがよく知っていたヨエル書の預言の成就にほかならない、との主張でした。すでに取り上げましたが、聖霊降臨日に起きたように、あらゆる世代と身分の者たちが、こぞって聖霊に満たされて預言することになると書かれている箇所です。預言とは、特別に神に選ばれた預言者だけができると考えていた当時の人々にとって、これは極めて衝撃的な事実だったはずです。

ナザレ人イエス

前回より、世界最初の大伝道集会で語られた福音宣教の言葉に耳を傾けています。ペテロが聖霊に満たされ、聖霊主導で語った説教は、あらゆる時代のすべての説教者の模範です。イエス様が生前、弟子たちに指示した伝道は、神の国が到来したと宣言することでした。そして、それを証明するために、神様から遣わされた使者でなければ到底できないと思えるような奇跡や特殊能力を授けました。これを実行するに当たり、具体的な指示も与えました。現代でも、インドのサンダー・シング師や中国で「天国の人」と称されるリュー・ツェニン師の伝記などを読むと、聖霊主導の伝道は、現代でも可能だということを知らされます。

主の名を呼び求める者

聖霊降臨日に起きたことを正しく理解することは非常に重要です。復活後の聖霊との関わりが、なぜそれほど重要なのか。聖霊の働きは、それまでとはどのように違うのか。そして、その後のキリスト教会の歴史にどのような変化をもたらしたのか。このことを理解するとき、現代においても、聖霊に主導された人生と教会形成こそが最重要課題だということが見えてくるのです。

十二使徒に選ばれなかった者達

聖霊降臨日の直前に、当時、約120名ほどの大集団となって、弟子たちは心を合わせて祈り、約束の聖霊を待ち望んでいました。その傍らで、彼らはペテロの提案を受け入れることになります。それは、自ら命を絶ったイスカリオテのユダに代わる、新しい「十二使徒」の席を補充するという決定でした。本日は、この出来事を通して、人間の組織の枠組みを超えて働く神様の圧倒的な恵み、すなわち教会の根幹に関わる重要な信仰理解について、共にみことばに聞いてまいります。